2012年に設計寿命が終わった、韓国南東部の慶尚北道(キョンサンブクド)慶州(キョンジュ)市にある月城(ウォルソン)原子力発電所1号機の運転延長を認めるかどうかの決定が再び先送りされました。
原子力安全委員会は13日に全体会議を開き、2012年11月に30年の設計寿命が終わった月城1号機の運転延長に関する審査を行ないましたが、結論を出すことができず、決定は、26日に開かれる全体会議に先送りされました。
会議では、地震などの自然災害への対策や最新の安全技術と基準の適用などをめぐって議論が行われたもようです。
原子力安全委員会は、先月15日の会議でも月城1号機の運転延長に関する審査を行ないましたが、結論を出すことができず、決定を先送りしていたものです。
これに先立って、原子力安全技術院は、月城1号機の安全性に問題がないとの結論を出しましたが、民間による検証チームは、32件の問題点を指摘し、改善されなけば寿命の延長はできないとして、反対する姿勢を示しています。