実際には音がしない状態で「ピー」、「シーン」のような音が聞こえたり、筋肉の痙攣や心拍など体内の音が耳に大きく響くように感じる病気の「耳鳴り」を患っている人が毎年増えていることがわかりました。
国民健康保険公団によりますと、耳鳴りで治療を受けた人の数は、2008年に24万3419人でしたが、2013年には28万2582人に増えており、毎年3%ずつ増加しています。
また、性別に見ますと、男性が11万7835人、女性が16万4747人で、女性患者が男性患者に比べて1.4倍多いということです。
これについて専門家は、「耳鳴りの原因はまだはっきりしていないが、疲れたり、過度なストレスがたまったりすると症状がひどくなる傾向がある。また、耳鳴りは難聴を伴うことが多いので、適切な治療を受ける一方で、騒音や大きな音を避けるなど日常生活でも注意する必要がある」と説明しています。