韓国銀行は17日、金融通貨委員会を開き、政策金利を現行の年2%に据え置くことを決めました。
去年10月に0.25%引き下げて以降、4か月連続の据え置きとなります。
これは、去年10月から12月までの第4四半期に急激に増えた家計負債が、利下げによって、さらに膨らむ恐れがあることや、アメリカがことし中に利上げを行なう可能性があることなどを踏まえたものとみられます。
これについて経済専門家は、「ほかにこれといった景気のテコ入れ策が見当たらないことから、再び政策金利の引き下げが求められる可能性がある。利下げの時期は、第1四半期のGDP=国内総生産などの指標が出たあとの4月か5月になる可能性が高い」と話しています。
韓国銀行は、2012年7月に政策金利を3.25%から3%に引き下げてから、10月に2.75%に、おととし5月に2.5%にそれぞれ引き下げて以降14か月間、据え置いてきましたが、去年8月と10月に0.25%ずつそれぞれ引き下げています。