過度なストレスによって原因不明の痛みや吐き気などの症状が表れる「身体表現性障害」で治療を受ける人は、3月にもっとも多いことがわかりました。
健康保険審査評価院が、2010年から2013年までの資料を分析したところによりますと、身体表現性障害と診断される人がもっとも多かった月は3月で、毎年平均で3万7000人が治療を受けたということです。
性別で見ますと、女性患者が男性患者の2倍に上っており、年齢別で見ますと、40歳以上の患者が8割に上りました。
これについて健康保険審査評価院は、「韓国では、2月に旧正月や卒業式、3月に入学式、新学期の始まりなど大きな行事が多いため、過度なストレスを受ける人が多いものとみられる。身体表現性障害は、精神的なストレスによって身体的な症状が現れる病気なので、体の症状を抑えるための治療ではなく、精神的なケアを受ける必要がある」と説明しています。