韓国の国会保健福祉委員会は24日、法案審査小委員会を開き、園児虐待の根絶に向けて保育園に監視カメラの設置を義務づける内容の「乳幼児保育法」一部改正案を審議・議決しました。
それによりますと、すべての保育園は、内部を撮影・保存できる監視カメラやネットワークカメラなどの設置が義務づけられることになります。
録画した映像は、60日以上保存しなければならず、保護者は子どもの安全を確認する目的で映像を閲覧することができます。
また、保育園の経営者が園児虐待で禁固以上の実刑判決を受けたり、閉鎖命令を受けたりした場合、永久に保育園の設置・運営をできなくするなど、処罰規定を強化しました。
一方、野党が求めてきた保育士の勤務環境改善案も改正案に盛り込まれました。
韓国では先月、仁川(インチョン)の保育園の保育士が4歳の園児を暴行する事件が起き、衝撃を与えました。