中国政府が野菜の漬物の衛生基準を緩和することになり、韓国では、キムチの中国への輸出拡大に期待が高まっています。
中国の衛生基準当局は先月末、野菜の漬物「パオツァイ」に関する衛生基準を緩和する内容の改正案を行政予告しました。
パオツァイは野菜を醤油や塩辛に漬けたもので、中国の衛生基準当局はパオツァイについて、「100グラム当り大膓菌群30匹未満」という衛生基準を適用していますが、これを国際基準に合わせて緩和する方向で見直すということです。
中国は、現在、発酵食品であるキムチにもこの基準を適用しており、キムチの輸出が制限されていました。
そのため、韓国政府は、発酵食品であるキムチの特徴を全く考慮していない過剰な規制だとして、見直しを求めていました。