韓国ではこのところ、猟銃乱射事件で死亡する事件が相次いでいることから警察当局は27日、銃器の管理を強化することになりました。
韓国では先週25日、中部の世宗(セジョン)市で50代の男が猟銃で3人を殺害し自殺した事件が発生したのに続き、27日には、ソウル近郊の京畿(キョンギ)道・華城(ファソン)市で、70代の男が猟銃を乱射して兄夫婦と出動した警察官1人を殺害し自殺する事件がありました。
韓国では通常、銃器は警察が預かることになっており、狩猟期間中、猟銃の持ち出しが可能となります。
事件を起こした2人とも、猟銃を持ち出す際、特に変わった様子はなかったということです。
これを受けて、警察は、銃器を持っている人で、家庭内暴力や近所の人たちとのもめごとで警察に届出があったことのある人の場合、直ちに銃器を回収するほか、銃器所持の許可条件を厳しくするなど、管理を大幅に強化することにしています。