猟銃を利用した犯罪が続いていることを受けて、政府と与党セヌリ党は2日、国会で対策会議を開き、銃器の所持と関連して規定を強化することにしました。
韓国では狩猟期間中に制限された地域で猟銃を所持することができ、それ以外の期間には警察署に保管するようにしています。
政府と与党セヌリ党は、警察署から猟銃を持ち出す際には猟銃にGPS発信機を装着したり、所持者の携帯電話の位置検索を義務化して、猟銃と所持者の位置をリアルタイムで把握できるようにするなど、関連規定を強化することにしました。
また、これまでは住所地と関係なく全国の警察署に猟銃を保管することができましたが、今後は所持者の住所を管轄する警察署に制限することにしました。
さらに、銃器や飲酒と関連した犯罪を犯した場合は銃器の所持を根本的に禁止することにし、銃器所持者の精神状態を定期的にチェックすることにしました。
韓国では、先月25日に世宗特別市で50代の男性が猟銃を乱射して3人を死亡させて自殺し、先月27日には京畿道華城市で70代の男性が猟銃を乱射して警察官を含む3人が死亡する事件が起きています。