２月の消費者物価上昇率が１６年ぶりの低い水準にとどまりました。
統計庁が３日に発表した消費者物価動向によりますと、２月の消費者物価は前の年の同じ月に比べて０．５％上昇しました。
これは１９９９年７月の０．３％以来の低い水準です。
消費者物価上昇率は、去年１２月に０．８％、ことし１月も０．８％と、３ヶ月連続で０％台にとどまっています。
消費者物価上昇率が低い水準にとどまっているのは、原油価格の下落が大きく作用したためで、２月は石油類の消費者物価が２４．３％下落し、原油価格の下落で電気、水道、ガスなどの公共料金も２．５％下落しました。
一方、農産物や水産物は１．１％、加工食品は２．０％、工業製品は１３．４％上昇しました。