北韓の対韓国窓口機関の祖国平和統一委員会は3日、韓国とアメリカが今月2日から行っている毎年恒例の韓米合同軍事演習について改めて強く非難し、「韓国は、南北対話のチャンスを逃した」と威嚇する声明を発表しました。
合同軍事演習には韓国軍21万人とアメリカ軍1万2000人あまりが参加し、北韓による局地的な軍事挑発やミサイル攻撃などをコンピューターで想定し、対抗作戦や上陸訓練などを行います。
声明のなかで、祖国平和統一委員会は、「合同軍事演習の目標は、北韓の首脳部を除去し平壌(ピョンヤン)を占領することだ。韓国は、アメリカに追従し、南北による対話や関係改善のチャンスを逃した」と厳しく非難しました。
声明は、さらに、「北韓の地上、海上、サイバー空間のあらゆる打撃手段が目標物を狙っている」として、超強硬な対抗措置によって断固懲罰すると威嚇しました。