大学生1人が、学校の図書館から借り出す本の数が、3年連続で減少したことがわかりました。
韓国教育学術情報院によりますと、去年2014年、全国の大学416か所を対象に調査したところ、1人の大学生が1年間で学校の図書館から借り出す本の数は、平均で7.8冊でした。
さらに、去年1年間、図書館で1回も本を借りたことがないと答えた大学生の数は全体の4割に上っています。
大学生が学校図書館から借り出す本の数は、2010年の9.9冊から2011年は10.3冊に増加しましたが、2012年は9.6冊、2013年は8.7冊に減り、去年まで3年連続の減少となりました。
これについて韓国教育学術情報院は、「大学の図書館からの本の借り出しが減少したのは、電子書籍の利用が増加したほか、就職難で低学年から英語学習など就職のための準備に取り掛かる傾向が強くなっているため、それ以外の本に親しむ機会を見失っているのではないかとみられる」と説明しています。