北韓が2日に東の海、東海に向けて短距離弾道ミサイルを発射したことについて、韓国政府は国連安保理の制裁委員会に書簡を送り、問題を提起したことが分かりました。
政府関係者が9日に明らかにしたところによりますと、韓国政府は国連安保理の制裁委員会に対して、北韓の短距離弾道ミサイルの発射が安保理決議に違反するもので、安保理の対応が必要だとの書簡を送ったということです。
国連は2006年から2013年にかけて採択された決議などで、北韓による弾道ミサイル技術を使用したすべての発射体の発射を禁止しています。
韓国政府は去年2~3月にかけて、また、6~7月にかけて北韓がミサイルを発射した際にも、国連安保理の制裁委員会に書簡を送り問題を提起していて、国連安保理はこれを受けて3月と7月に北韓のミサイル発射を糾弾する声明を発表しています。
今回のミサイル発射については、アメリカや日本も安保理決議に違反するとして抗議を行なっています。