イギリスの格付け会社、フィッチ・レーティングスは10日、世界金融危機以後、韓国では銀行に対する規制が著しく強化され金融面での安定性が向上したとする見解を示しました。
フィッチ・レーティングスは10日コメントを出し、韓国では金融関連制度が先進国並みに整備されていて、
流動性と資金集めなどで、国際的な健全性の基準となる「バーゼル3」を満たすものと確信すると述べました。
「バーゼル3」は、国際的に活動する銀行の自己資本比率や流動性比率等に関する国際統一基準を意味します。
その一方でフィッチ・レーティングスは、韓国の銀行は、先進国と比べて政府の政策に影響を受け安い構造になっているとしています。
これは、潜在的に銀行が政府との間で摩擦を引き起こす可能性があることを意味すると指摘したものです。