メニューへ 本文へ
Go Top

社会

原発資料またネット流出 犯人は金を要求

Write: 2015-03-13 10:52:39Update: 2015-03-13 10:52:39

原発資料またネット流出 犯人は金を要求

去年12月、原子力発電所を運営する韓国水力原子力のコンピューターがハッキングされ、内部資料が相次いで外部に流出した事件で、犯人とみられる人物が12日、再び内部資料をネットに公表しました。
「原発反対グループ」の会長を名乗るこの人物は、12日午後、「ツイッター」で、釜山(プサン)にある古里(コリ)原発1、2号機の運転用図面や、韓国が独自の技術で開発した中小型原子炉で、サウジアラビアに建設予定の「スマート」の蒸気発生器分析データ、1月初めの朴槿恵(パク・クネ)大統領と国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長との通話記録などを公開し、「金が必要だ。要求さえ聞き入れてくれればいい」としています。
また、「北ヨーロッパや東南アジアなどの国々が原発資料を買うと言っている。丸ごと売り渡したら韓国の原発輸出に支障が出はしないかと心配だ」としたうえで、「要求に応じる用意があるなら場所と時間はそちらで決めてほしい」とし、電子メールのアドレスを残しています。
これに対し、韓国水力原子力は、「公開された資料が本物かどうかや、資料の出所などについて調査中で、今のところ、原発で異常な兆候は見られない」としています。
ハッカーとみられるこの人物は、去年12月、ブログやツイッターで韓国水力原子力の原発図面などを公開し、クリスマスまでに一部原発の運転を停止しなければ「2次破壊」を実行すると脅迫していて、政府と韓国水力原子力は警戒態勢を敷きましたが、クリスマス前後にサイバー攻撃はありませんでした。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >