非常に症状が重く、死亡率が95%以上の患者が病院の救急救命室に到着したあと、適切な治療を受けるまで待たされる時間は、平均で6.3時間に上ることがわかりました。
保健福祉部が、救急救命室を運営している全国の医療機関415か所を対象に調査したところによりますと、去年1年間、死亡率が95%以上の危篤状態の患者が病院に到着したあと、手術室や集中治療室で適切な治療を受けるまでかかった時間は、平均で6時間18分でした。
また、救急救命室の病床数が不充分で、来院した患者が治療を受けることができない問題が一年中発生している病院は10か所でした。
一方、保健福祉部は、調査対象となった医療機関415か所のうち、救急救命室が正常に運営されていない状態が3年以上続いている6か所については、救急救命室の運営許可を取り消すことにしています。