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経済

高齢者の貧困率 OECD加盟国のうち最高

Write: 2015-03-16 09:50:15Update: 2015-03-17 13:47:29

高齢者の貧困率 OECD加盟国のうち最高

韓国の高齢者の貧困率は、OECD=経済協力開発機構の加盟国のうちもっとも高く、引退後に受け取る年金の金額は、引退前の所得の半分にも満たないことがわかりました。
貧困率とは、全ての世帯のうち、所得額が全世帯の平均所得の半分以下の世帯が占める割合のことです。
韓国労働研究院によりますと、2011年、韓国の65歳以上の高齢者の貧困率は48.6%で、OECDに加盟している34か国のうちもっとも高く、2番目に高いスイスに比べても2倍以上高いということです。
なかでも、2013年の1人世帯の高齢者の貧困率は74%に上っており、一人暮らしの高齢者の貧困問題はとりわけ深刻だということです。
さらに、引退後に受け取る年金の金額は、引退前の所得の45.2%に止まっており、OECD加盟国の平均の65.9%を大きく下回っているということです。
これについて専門家は、「年金の金額が引退前の所得に比べて半分以下の状態で、1955年から1963年の間に生まれたいわゆるベビーブーム世代の引退が本格化すれば、高齢者の貧困問題がさらに深刻化するものとみられる」と指摘しています。

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