韓国の去年の経済成長率が、世界の主要20か国全体の経済成長率の平均を4年連続で下回ったことがわかりました。
OECD=経済協力開発機構によりますと、去年2014年のG20=主要20か国全体のGDP=国内総生産の成長率の平均は3.4%で、韓国の3.3%を上回りました。
韓国の経済成長率は、1999年から2010年までの間は、2003年と2005年を除けば、いずれの年もG20全体の経済成長率の平均を上回わりましたが、2011年以来は、4年連続でG20全体の経済成長率の平均を下回っています。
一方、IMF=国際通貨基金がことしの世界の経済成長率の見通しを3.5%としているのに対し、韓国銀行は、ことしの韓国の経済成長率の見通しを3.4%としており、ことしも韓国の経済成長率がG20全体の経済成長率の平均を下回るのではないかという懸念が高まっています。
韓国銀行は、これを受けて、先週12日に金融通貨委員会を開き、政策金利を年2%から0.25ポイント引き下げて、年1.75%にすることを決めています。