先月の青年失業率は11.1%で、1999年7月以降で、最も高くなっています。
統計庁が18日にまとめた「2月の雇用動向」によりますと、先月の15〜29歳の青年の失業率は11.1%で、アジア金融危機の影響で雇用情勢が最悪となっていた1999年7月以降で、最も高くなっています。
また、青年失業者の数は48万4000人で、2001年3月以降では最も多くなっています。
青年失業率は、2011年に8.5%、2012年は8.3%となっていましたが、2013年に9.1%に上昇し、去年は10.9%まで上がっていました。
先月の全体の失業率は4.6%と、前の年の同じ期間に比べて0.1ポイント上昇し、2010年2月以降、最も高くなっています。
長引く景気低迷で、韓国の上位30の大企業が今年の新規採用を去年より6.3%減らすとしていることや、政府が企業に対し、内需活性化に向けて賃上げするよう呼びかけていることなどから、青年の雇用情勢はさらに悪化する可能性が出ています。