アメリカのFRB=連邦準備制度理事会が18日、景気回復を後押しするために行っているゼロ金利政策について、早ければ6月にも解除する可能性があることを示唆したことを受けて、韓国銀行は18日、緊急の会議を開き、国内外の金融市場への影響や対策などについて協議しました。
FRBは18日、金利や通貨政策を決める連邦公開市場委員会の終了後に声明を発表し、利上げに向けて「忍耐強く待つ」としたこれまでの表現を削除し、雇用と物価上昇率の改善が確実になったと判断できれば利上げを行う方針を打ち出しました。
具体的な時期については言及を避けたものの、雇用改善などの条件が揃った場合、早ければ6月にも利上げに踏み切る可能性を示したことになります。
これを受けて、韓国の中央銀行に当たる韓国銀行は18日、通貨金融対策班会議を開き、国内外の金融市場に与える影響について議論し、アメリカをはじめとする国際金融市場や韓国の金融市場、外国為替市場の動向を綿密に見極めていくことになりました。