中国がアジアの発展途上国を支援するため設立を主導しているAIIB=アジアインフラ投資銀行への参加について、 中国外交部は、韓国政府が「積極的考慮」の立場を伝えてきたと、明らかにしました。
これは、中国外交部の洪磊(こうらい)報道官が20日の定例会見で述べたものです。
それによりますと、「韓国や日本、オーストラリアが、すでにこの問題について積極的に考慮するとの立場を伝えてきた」としたうえで、「中国は各国の決定に開放的な姿勢である」と強調しました。
これについて韓国外交部は、「まだそういう段階ではない」として拡大解釈に慎重な姿勢を求めました。
中国が主導するアジアインフラ投資銀行をめぐっては、イギリスやドイツ、フランスなどG7=先進7か国の4か国が相次いで参加を表明しており、中国は韓国の参加を求めているのに対し、アメリカが慎重な対応を求めています。