ソウル郊外の軍事境界線に近い京畿道(キョンギド)坡州(パジュ)市の非武装地帯で23日発生した山火事で、軍や消防当局は25日も、消防隊員ら194人、ヘリコプター11機態勢で消火活動を続けていますが、鎮火にはいたっていません。
この火事は、23日正午前に非武装地帯の北側地域で発生し、強風に乗って短時間に韓国側の京畿道パジュ市の都羅(ドラ)山展望台付近にまで燃え広がりました。
24日午後には、軍事境界線の500メートル韓国側にある民間人統制区域のうち唯一民間人が居住できる自由の村の前方5キロまで一時迫りました。
火事によるけが人はいません。
焼失面積はおよそ100万平方メートルと推定されています。
板門店ツアーも中断しています。
一方で、統一部南北出入事務所は、23日から一時中断していた開城工業団地への出入りを25日から再開しました。
韓国では25日ほとんどの地域で乾燥特報が出されています。