アメリカのアシュトン・カーター国防長官が来月初めに韓国を訪れることになり、韓民求(ハン・ミング)国防長官との間で、争点となっているアメリカの終末高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓半島配備をめぐって協議するかどうかに関心が集まっています。
韓国政府の関係者は25日、「アメリカのカーター国防長官が来月初めに韓国を訪問し、韓民求国防長官と、会談する予定だ」と明らかにしました。
会談では、韓半島有事の際の戦時作戦統制権の韓国への移管問題や、北韓の核やミサイルの脅威などについて意見を交わすものとみらています。
これに先立って韓民求長官は25日、カーター国防長官と電話で会談し、韓米同盟の発展について協議しました。
電話会談は、カーター国防長官の要請で行われ、韓米同盟が地域の安定と平和に大きな役割を果たしたことを評価し、韓米同盟のさらなる発展と連合防衛体制強化のため両国が緊密に協力することで一致したということです。
「ミサイル防衛体制」の強硬派とされるカーター国防長官の韓国訪問で、THAADの韓半島配備をめぐる論議が本格化するのではないかという見方が広がっています。