家計の所得に対する負債の割合が1.38倍と、これまででもっとも高くなりました。
韓国銀行が25日、発表したところによりますと、昨年末の時点で、家計負債は1089兆ウォン、家計の可処分所得は788兆9000億ウォンで、 家計の所得に対する負債は1.38倍に上りました。
家計の所得に対する負債の割合は、個人が1年間の所得で負債を返済する能力を示すもっとも代表的な指標で、2002年から2004年までは下落していたものが、2005年に上昇に転じ、10年間増え続けています。
なかでも去年は、政府の不動産取引規制の緩和や韓国銀行の2回にわたる政策金利の引き下げが行われ、住宅担保の借り入れが増えたため、上昇幅が、さらに大きくなりました。
この指標は、家計負債によって今後、韓国経済が危機に立たされる可能性があることを示しているため、所得を増やし、負債を減らすための政府の対策が求められています。