フランス南東部で起きたドイツの旅客機の墜落で、操縦室で1人になった副操縦士が旅客機を故意に墜落させた疑いが強まっている中、韓国国内の航空会社7社のうち、操縦室で2人体制を維持する規定を設けているのは2社だけとわかりました。
国土交通部によりますと、現在、大韓航空と済州航空の2社は操縦士2人のうち1人がトイレなどに立つ場合、別の乗務員が操縦室に入って、2人体制を維持する規定を設けているということです。
この他のアシアナ航空とジンエアー、エア釜山、イースター航空、ティーウェー航空の5社はこうした規定を採り入れていません。
ドイツの旅客機の墜落を受けて、航空会社ではこの規定を導入する方針を明らかにしていて、対策に乗り出す動きが広がっています。