韓国統一部は、北韓が韓国人を一方的に抑留していることについて、特使の派遣などは考慮していないことを明らかにしました。
北韓は２６日にスパイ容疑で韓国人２人を抑留したことを明らかにし、これで北韓に抑留されている韓国人は合わせて３人となりました。
統一部の報道官は３０日の定例記者会見で、今のところ抑留されている韓国人の釈放に向けて特使などを派遣する計画はないとしました。
また、韓国人の釈放のために金銭的代価を支払うことについて、北韓が韓国人を抑留したのは明らかに人権侵害で国際法違反だとして、北韓は抑留している韓国人を無条件釈放すべきで、韓国が北韓に何らかの代価を支払うのは望ましくないとしました。
韓国政府は、今後とも韓国人の釈放に向けて北韓を説得するとともに、国際機関などを通じても釈放に向けた努力を続けていくことにしています。