先週末から第2区間の運行が始まった地下鉄9号線は、初めて迎える平日の30日、予想していたほどの混雑はなく、朝の出勤時間帯の利用者数は、1週間前に比べて3.6%増えるのにとどまったことがわかりました。
地下鉄9号線は、ソウルの江西区にある開花駅から松坡区にある総合運動場駅を結ぶ路線で、先週末の28日に第2区間の新論峴駅から総合運動場駅の区間でも運行が始まっています。この路線は、急行列車が運行することから利用者が多く、月曜日の30日のラッシュアワーに混雑が予想されていました。
ソウル市によりますと、地下鉄9号線は、第2区間の運行が始まってから初めて迎える平日の30日、始発から午前9時までの出勤時間帯に、およそ11万8300人が利用し、1週間前に比べて3.6%増えました。
急行列車の停車駅の利用者数は、合わせておよそ7万7500人で、1週間前に比べてむしろ3.5%減りました。
第2区間の5つの駅の利用者数は、合わせておよそ6700人で、駅あたり1300人あまりでした。
これに先立って、第2区間の運行初日で土曜日だった28日には、利用客数が41万2600人で、1週間前に比べて16%、日曜日だった29日には、27万7500人で14%も増えています。
ソウル市都市交通本部の関係者は、「先週末に大きく込み合ったことから、市民が混雑を避けて出勤時刻を早めたり、ほかの便を利用したりしたためとみられるが、明日から再び混雑する恐れがあるため、対策を講じている」と話しています。