核開発問題をめぐり、イランと欧米6か国の間で枠組み合意が成立し、イランに対する経済制裁が解除される可能性が高まっていることを受けて、韓国企業の現地市場進出に向けた期待感も高まっています。
貿易業界によりますと、去年の韓国とイランとの貿易規模は、輸出41億6000万ドル、輸入45億8000万ドルの合わせて87億4000万ドルとなっています。
韓国は、イランに石油化学や鉄鋼、電子製品などを輸出し、原油や液化天然ガスなどを輸入していますが、輸入が輸出を上回り、貿易収支は赤字が続いています。
今回の核交渉の妥結により、イランに対して科されていた経済制裁が解除されれば、建設や大型プラントなどの分野で韓国企業がイランに進出する機会が拡大し、貿易収支の改善につながるものと期待されています。