三星(サムソン)電子のことし1月から3月までの第1四半期決算では、利益が市場の予想を上回りました。
三星電子は7日、ことし第1四半期の営業利益が5兆9000億ウォン、およそ6500億円になる見込みだと発表しました。
去年10月から12月までの第4四半期に比べて11.5％増えたものです。
これは、市場の予想を上回るもので、モバイル機器向けの半導体メモリーやディスプレーの需要が増加し、スマートフォンの落ち込みを補った形となっています。
三星電子の営業利益は、去年7月から9月までの第3四半期に3年ぶりに5兆ウォンを下回りましたが、去年第4四半期には5兆ウォン台を回復し、今回、5兆ウォン後半の実績を達成したことから、回復軌道に乗っているとの見方が出ています。
市場では、三星電子が力を入れているスマートフォンの新機種、「ギャラクシーS6」の発売効果が反映されることし4月から6月までの第2四半期からは、営業利益が6兆ウォンを優に超えると予想しています。