北韓の高官がイランと北韓の核問題は全く別だという考えを示したことが分かりました。
国連北韓代表部の高官は6日、ボイス・オブ・アメリカとのインタビューで、イランの核協議が妥結したのは北韓とは全く関係がないことだとしたうえで、イランにとってはいいことかもしれないが、我々は関心がないとしました。
また、アメリカの戦略爆撃機や航空母艦が韓半島周辺に出没している状況で、北韓が一方的に核武装を解除するのは無理があるとしました。
さらに、我々は2005年の6か国協議で採択された共同声明を廃棄しておらず、声明に明記された韓半島の非核化を要求するとしました。
北韓高官のこうした発言は、アメリカをけん制しながらも、共同声明を廃棄していないと言及することで、アメリカとの対話を進める用意があることを示唆したものと受け止められています。