修学旅行中の高校生ら295人が死亡した韓国の旅客船沈没事故から16日でまる1年になるのを前に、全国の教師111人が実名で、大統領府青瓦台のホームページの掲示板に大統領の退陣を求める文書を書き込みました。
教師111人は、このなかで、海洋水産部が立法予告した、セウォル号惨事特別調査委員会の組織を大幅に縮小した「特別法施行令」を廃棄することや、海底に沈んだままの船体の引き上げを要求しました。
また、事件からまる一年が経過したにも関わらず、真相究明が棚上げ状態になっているとして、朴政権の責任を追及しました。
これに対し、教育部は10日、政治的中立義務と集団行動禁止義務違反の疑いで全員を刑事告発する考えを明らかにしました。
教育部は、去年5月と6月に、青瓦台の掲示板に朴大統領の退陣を要求する文書を書き込んだ教師200人あまりについて、教育公務員法違反容疑で検察に告発しています。