中国が、北韓とロシアの港を開発し、韓半島東の海、東海を通じた海への進出を図る方針を打ち出しました。
中国のメディア、新文化報が15日に伝えたところによりますと、中国吉林省は、最近発表した「吉林省東部のグリーン転換発展区域計画」で、ロシアとの間で、韓半島東の海、東海に面したロシア極東のザルビノ港の建設に向けた協力を着実に進めるとともに、北韓の東海に面した港を積極的に開発し、利用するとしています。
中国は、こうした北韓の港まで道路と鉄道を連結すると、中国南方地域と韓国、日本を結ぶ航路が出来上がり、発展が遅れた東北地域も発展させることができると期待しています。
また、吉林省は、鉄道と道路、空港インフラの建設により、東北地域の国際協力を加速化させるとしています。
さらに、中国東北地域を中心に北韓、ロシア、モンゴルとの4か国間の経済協力を強化し、東海から始まる新たな北極海航路の開拓にも取り組むとしています。