旅客船「セウォル号」沈没事故から丸1年となった16日夜、ソウル市庁前広場で行なわれた追悼行事終了後、犠牲者の遺族や一部の市民らが、船体の引き揚げとセウォル号特別法施行令案の廃棄を求めてデモ行進し、警察と衝突しました。
デモ行進したのは、犠牲者の遺族団体メンバーやソウル市庁前広場で行なわれた追悼行事に訪れた人々の一部で、追悼行事終了後の夜9時30分ごろ、ソウル市庁前広場から光化門(クァンファムン)広場方面に向かって車道を占拠し、デモ行進しました。
警察は、光化門広場の南側の往復8車線の道路に、およそ1キロメートルにわたって警察車両60台を止め、「車の壁」を作り、行進を阻止しました。
この過程で、デモ隊と警察がもみ合いとなり、警察は、催涙液を使って鎮圧、参加者10人余りを警察官暴行などの容疑で連行しました。
一方、16日夜行なわれた追悼行事には、主催者の発表で5万人余り、警察の推計で1万人あまりが参加し、犠牲者を悼みました。