去年のぶどうの輸入量と輸入額が、いずれも過去最高になったことがわかりました。
関税庁によりますと、2014年1年間のぶどうの輸入量は5万9260トンで、5年前の2009年に比べておよそ2倍増加しました。
また、ぶどうの輸入額は1億8952万ドルとなって、10年前の2014年に比べておよそ6倍増加しており、輸入量と輸入額がいずれも過去最高になったということです。
輸入ぶどうの産地を見ますと、チリが圧倒的に多く、チリ産ぶどうは、輸入量では全体の79.4%、輸入額では全体の80.3%を占めました。
専門家によりますと、チリ産ぶどうの輸入は、2004年に韓国とチリのFTA=自由貿易協定が発効したことを受けて増加し始め、去年1月からはぶどうに対する関税が完全に撤廃され、チリ産ぶどうの輸入が急増したと説明しています。
一方、韓国農村経済研究院によりますと、去年1年間の韓国産ぶどうの生産量は27万2000トンで、14年前の2000年に比べて20万4000トン減少しています。