サービス業を継続的に成長させるためには、広告や保健、金融など、企業のためのサービスを提供する「生産者サービス業」を拡大する必要があるという見解が出されました。
民間シンクタンクの現代経済研究院によりますと、韓国は、アメリカや中国などに比べて内需市場の規模が小さいため、小売業や宿泊業などといった消費のためのサービス業への投資だけでは、成長に限界があるということです。
しかし、その一方で、ITや造船、自動車など、輸出企業のための広告、金融などのサービスを提供する「生産者サービス業」の投資を拡大することで、サービス業全体の継続的な成長を図ることが期待できるということです。
これについて現代研究院は、「韓国でサービス業は、消費者向けの最終財としての認識が強い。しかし、企業の生産過程をサポートするための中間財としてのサービス業を拡大することで、サービス業の継続的な発展はもちろん、産業構造の高度化を図ることができるものとみられる」と説明しています。