韓国の輸出増加率が、2010年以来、減少し続けていることがわかりました。
韓国貿易協会によりますと、去年2014年の韓国の輸出は、一昨年に比べて4.4%伸びて、世界平均の3.1%を上回りました。
韓国の輸出は、2000年以来、世界平均を上回る状態が続いてきました。
しかし、ここ5年間の輸出の伸び率を見ますと、2010年は前の年に比べて22%増加してピークになって以来、2011年は13.9%、2012年は5.6%の増加になるなど、伸び率は毎年減少しています。
品目別で見ますと、とりわけ石油製品や液晶ディスプレイ、通信機器などの輸出額が大幅に減少しているということです。
これについて専門家は、「世界経済がなかなか回復できない状態が続いているため、輸出の伸び率が減少しているほか、国際原油価格の下落で、輸出商品の価格も下がったため、輸出額も減少しているものとみられる」と説明しています。