18日にソウル中心部で開かれた旅客船セウォル号沈没事故の大規模な追悼集会で、遺族を含む参加者100人余りが警察に連行されました。
この日の集会には主催者側発表で3万人余り、警察発表で8000人余りが参加しましたが、大統領府青瓦台に向かおうとした参加者とこれを阻止しようとした警察が衝突しました。
警察はその過程で放水砲や催涙液を使用し、数十人の怪我人が出るなどしたため、警察の対応が行き過ぎたのではないかとの指摘も出ています。
警察は、鎮圧の課程で警察官74人が怪我を負うなど、参加者の行動が過激だったとして、この集会を不法暴力集会だとしています。
参加者らは、事故原因の真相究明に向けた特別法の施行令の案が不十分だとして廃棄を求め、船体の早期引き揚げを求めました。
事故から一年の16日にも、ソウル市庁前で行われた追悼行事の後、遺族団や一部の市民らが、同じように特別法施行令案の廃棄と船体の引き上げを求めてデモ行進し、10人余りが連行されています。