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社会

大韓航空前副社長 控訴審で懲役3年求刑

Write: 2015-04-21 10:48:17Update: 2015-04-21 10:48:17

大韓航空前副社長 控訴審で懲役3年求刑

ナッツの出し方に激怒して、滑走路に向かっていた自社の飛行機を引き返させた事件で、航空保安法違反などの罪に問われ、一審で懲役1年の実刑判決を受けた大韓航空の前副社長の趙顕娥(チョ・ヒョナ)被告に対する控訴審の結審公判が20日、ソウル高等裁判所で開かれ、検察は趙被告に懲役3年を求刑しました。
裁判で検察は、航路を「航空路」と縮小して解釈するのは、航空機の運航中に乗客の安全を保障するための航空保安法の趣旨に反するとして、趙被告に対して航空機の航路変更の罪などを適用して1審の求刑と同じ懲役3年を求めました。
また、「趙被告が反省の意を示しているが、事件の責任は、マニュアルを熟知していなかった機内サービスの責任者や客室乗務員にあるという趣旨の発言をしていることなどから、心から反省しているのかどうか疑問だ」と指摘しました。
これに対して、趙被告の弁護側は、現行の法律では航路についての規定が明確でないにもかかわらず、一審の裁判所が、空路だけでなく離陸前の地上も航路に含まれると解釈し、航路変更の罪を有罪としたのは、法律に反すると主張しました。
また、趙被告は、すべての責任を痛感していて、国民に傷を与えたことも身にしみて感じているとして、善処を訴えました。
控訴審の判決公判は、来月22日に開かれることになります。
趙顕娥被告は去年12月、ニューヨーク発仁川行きの自社の旅客機に搭乗した際、ナッツを袋のまま出されたことがマニュアルに違反していると激怒して、滑走路に向かい始めた機体を搭乗口に引き返させて機内サービスの責任者を強制的に降ろしたとして、航空保安法違反などの罪に問われています。

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