韓国と日本の間の貿易額がことしに入って、大幅に減っていることがわかりました。
韓国貿易協会が21日、発表したところによりますと、韓国と日本の間の輸出と輸入を合わせた貿易額はことし1月から3月期に、184億4700万ドルで、去年の同じ期間に比べて14%減少しました。
このうち輸出額は22％減少して63万9300万ドル、輸入額は9％減少して120億5400万ドルでした。
これは、円安の影響で韓国製品の日本市場での競争力が落ちていることや、輸出先の多角化によって中国からの輸入が増え、日本からの輸入が減ったことなどが背景にあるとみられます。
輸出品目別には、石油製品の減少幅がもっとも大きく、続いて鋼板、金型などの順でした。
輸入品目別には、合金鉄や古鉄の減少がもっとも目立っていて、続いて、石油化学中間製品、鋼板などの順でした。
去年の日韓の貿易額は859億5200万ドルで、前の年に比べて9％減り、2011年に過去最高の1080億ドルとなって以来3年連続減少しています。