広島空港でアシアナ航空機が着陸時に滑走路から外れて停止した事故に関連して、アシアナ航空と日本政府が広島空港の利用再開について異なる見解をみせています。
アシアナ航空は21日、事故を受けて中断していた広島路線の運航を30日から再開すると発表しましたが、太田昭宏国土交通相は21日の記者会見で、広島路線の運航再開について「まだ相談を受けていない。韓国航空当局がアシアナ航空に必要な対応を指示しており、運航再開の時期は協議中だと聞いている」と述べました。
国土交通省の関係者も聯合ニュースの取材に対し、アシアナ側が運航再開の意思を明らかにすれば、それについてどのように対応するか判断するが、まだそのような意思表明がないと説明しました。
この関係者は、運航再開に国土交通省の許可が必要かという質問に対しては明確な答えを避けました。
一方、アシアナ航空関係者は、「29日まで運航を中断するという計画を国土交通省に提出して承認を受けており、運航再開には別途の申請が必要ないと判断している」と述べました。