韓国の労働組合の全国組織、民主労総＝全国民主労働組合総連盟は24日、政府主導の労働市場改革の中止などを求め、ストライキに入りました。
民主労総は、24日午後、ソウル市庁前広場や大田（テジョン）など全国17の地域で集会を開き、解雇条件の緩和などを盛り込んだ労働市場の構造改革、公務員年金改革の中止や最低賃金の１万ウォン、およそ1100円への引き上げなどを求めています。
ストには、傘下の建設労組や金属労組のほか、全国公務員労働組合、全国教職員労働組合などが参加していて、民主労総はおよそ26万人が参加すると見込んでいます。
政府は、今回のストライキについて、公務員によるストや政策に反対するためのストは違法だとして、厳しく対応する構えを示しており、双方の衝突が懸念されています。
全国民主労働組合総連盟は、労働者の日の5月1日にはソウル市庁前広場で世界労働節大会を開くことにしています。