韓米合同軍事演習が24日に終了し、南北関係改善に向けた期待感が高まっているなか、北韓は韓国に対して、「まずは関係改善に向けたムード作りに乗り出すよう」要請しました。
韓半島有事に備え韓国全域で3月2日から実施されていた定例の韓米合同軍事演習は24日にすべて終了し、冷却化していた南北関係が改善するかどうかに関心が集まっています。
とくに、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の招待を受け、故金大中元大統領の夫人の李姫鎬(イ・ヒホ)氏が近く平壌(ピョンヤン)を訪問するものとみられ、南北当局間の対話再開が見込まれています。
こうしたなか、北韓の対韓国窓口機関である祖国平和統一委員会の韓国向け宣伝サイト「わが民族同士」は24日、「韓国が、体制対決、戦争対決策動に没頭している限り、われわれとの対話はあり得ない」と強調するとともに、「南北間で対話を行うためには、関係改善に向けたムード作りが必要だ」と述べ、韓国政府に対して真摯な姿勢で取り組むよう要請しました。