北韓が原油の調達先を、これまでの中国からロシアに変えた可能性があるとする分析が示されました。
アメリカのピーターソン国際経済研究所は報告書で、「去年8月以降、北韓とロシアの間を航行する北韓の石油タンカーの数が顕著に増えている」と指摘しました。
報告書は、「北韓とロシアは近く天然ガスの輸送パイプライン建設に向けた協議に取り掛かる予定」だとしたうえで、「年内にロシア産の原油50万トンが北韓に運ばれるという情報がある」として、両国間のエネルギー協力に関心を示しました。
報告書は、とくに、「原油50万トンは、中国が毎年北韓に提供してきた原油の量と一致している点に注目する必要がある」としています。