19歳以上の女性の6人に1人は、憂うつを感じる状態が2週間以上続いた経験があることがわかりました。
韓国保健社会研究院が、国民の健康状態を調査するために毎年行われる「国民健康栄養調査」のなかで、2010年から2012年までのデータを分析しました。
それによりますと、19歳以上の女性のうち、憂うつを感じる状態が2週間以上続いた経験のある女性の割合は全体の16.3%を占めており、男性の9%に比べて1.8倍高かったということです。
憂うつを感じる状態が2週間以上続いた経験のある女性が占める割合を、所得別で見ますと、所得がもっとも低いグループでは24.8%に上っており、所得がもっとも高いグループの13.8%に比べて、1.8倍高い数値となりました。
また、学歴別で見ますと、中卒以下のグループでは31.7%に上っており、大卒以上のグループの14%に比べて、2倍以上高い数値となりました。
これについて韓国保健社会研究院は、「女性の憂うつの背景には、ジェンダーや所得、学歴など、社会的な要因が深く関わっているものと見られる。女性の社会活動や生活環境を継続的に改善していく必要がある」と指摘しています。