15年後の2030年には、ソウル市民の家族形態が大きく変わり、1人暮らしの世帯が占める割合がもっとも高くなるという見通しが出されました。
ソウル市によりますと、ことしのソウル市民の家族形態を調査したところ、夫婦と未婚の子どもが一緒に住む世帯が全体の33.3%でもっとも多く、続いて1人暮らし、夫婦などの順でした。
このうち、夫婦と未婚の子どもが一緒に住む世帯は、15年前の2000年に比べて16.2%ポイント減少しており、このまま行くと、15年後の2030年には25.4%にまで減少するものと予想されるということです。
その反面、1人暮らしの世帯は、15年前の2000年に比べて10.7%ポイント上昇しており、このまま行くと、15年後の2030年には30.1%にまで増加し、夫婦と未婚の子どもの世帯の割合を上回るものと予想されるということです。
ソウル市は、その背景について、少子高齢化や晩婚化、離婚・別居の増加で家族構成員の数が徐々に減少しているためと分析しています。