円に対するウォンの相場が28日、終値で100円=898ウォン56銭となり、7年2か月ぶりに900ウォンを割り込みました。
ソウル外国為替市場での円に対するウォンの相場は28日、100円=898ウォン56銭で取引を終えました。
100円の終値が900ウォンを割り込んだのは、7年2か月ぶりです。
これについて通貨当局の関係者は、「為替レートの動向を注意深く見守っている。ウォン高円安が過度に進めば、為替相場の乱高下を抑えるための微調整、いわゆるスムージング・オペレーションを行なう」と話しています。
円に対するウォンの相場は、ウォンと円の直接取引によって決まるものではなく、ドルに対するウォンの相場やドルに対する円相場によって決まるため、当局が微調整に乗り出せば、対ドルウォン相場や円相場にも影響を及ぼす可能性があります。
最近のウォン高円安傾向について、崔炅煥(チェ・ギョンファン)経済副総理兼企画財政部長官は、「為替相場に対しては、基本的に市場の流れに従うしかないが、ある一方に過度に進む現象については、注意深く見守っている」と話しています。