セウォル号の遺族を含む40人あまりが、ソウル市庁周辺のデモで警察に連行されました。
このデモは、政府がこのほどまとめた事故原因の真相究明に向けた特別法施行令の修正案を廃棄することを求めて、セウォル号の遺族らが1日夜から2日未明にかけてソウル市庁周辺で行っていたもので、警備の警察機動隊と衝突し、遺族1人を含む参加者42人が警察に連行されました。
1日夜の集会には、主催者発表で1000人あまり、警察発表で150人あまりが参加し、集会の後、参加者らは、政府がこのほどまとめた事故原因の真相究明に向けた特別法施行令の修正案の廃棄を求めて、大統領府青瓦台に向かおうとしましたが、この際、警察官に暴行したり、警察の車に傷をつけたとして、42人が警察に連行されました。この際、警察は、デモを阻止するために水や催涙液をデモ隊に向けて吹きかけました。
遺族ら参加者は、警察の鎮圧は行き過ぎだとして2日午後、警察に抗議するとともに、政府が6日の閣議で特別法の施行令を決めた場合は、重大な決断をするとしています。