この春は雨が少なく全国的にかんばつ気味になっていることから、首都圏に生活用水を供給する漢江水系のダムの貯水率が30%前後に下がっていることがわかり、このまま雨が降らなければ水不足になるおそれが出ています。
国土交通部によりますと、江原道春川(チョンチョン)市の昭陽江(ソヤンガン)ダムの貯水量は9億3000トンで、最大貯水量29億トンに対して32%にとどまっています。昭陽江ダムの水位は、現在、海抜159.2メートルで、5月としては4番目に低いということです。
また忠清北道忠州(チュンジュ)市にある忠州湖のダムの貯水率はこれより少ない29%、江原道の横城(フェンソン)ダムも32%でした。
いずれもソウルを流れる漢江の支流にあたり、ソウルをはじめ首都圏の水がめになっていることから、このまま雨が降らない場合は、早晩、節水の呼びかけに至るのではないかと懸念されています。