2年前にアメリカ連邦準備制度理事会の当時のバーナンキ議長が量的緩和を示唆して以来、新興国の中では韓国のウォンの実効為替レートだけが上昇していることが分かりました。
実効為替レートは、特定の二つの通貨間の相対的な通貨の実力を測るための総合的な指標です。
三星証券が4日に公表した資料によりますと、今年3月のウォンのドルに対する実効為替レートは113.46で、バーナンキ議長の量的緩和示唆発言以前の2013年4月の102.01より11.2%上昇しました。
三星証券によりますと、バーナンキ議長発言以降、新興国の中では中国を除いて韓国だけが実効為替レートが上昇しています。
三星証券は、実効為替レートの上昇は価格競争力がそれだけ下がることを意味し、輸出の減少につながっていると指摘しました。