アメリカの自動車大手「ゼネラル・モーターズ(GM)」が、アジアの生産拠点を韓国からインドに移転させる計画を進めていることがわかりました。
ロイター通信が4日、報道したところによりますと、ゼネラル・モーターズは、労働コストの増大を受けて韓国での事業を縮小し、アジアの生産拠点をインドに移転させる計画を進めているということです。
ゼネラル・モーターズは、2002年に経営破綻した大宇自動車を買収して以来、 年間生産台数の5分の1を韓国で生産、このうち80%を海外に輸出していました。
これについて、韓国GMの社長は4日、「韓国は、人件費がこの5年間に50%も上昇しており、労働コストの面でもはや競争力を失っている」と強調し、小型車「スパーク」の新モデルを韓国で、旧モデルをインドで生産する計画を明らかにしました。