韓国の金大中元大統領と、北韓の金正日国防委員長が2000年に合意した「6.15南北共同宣言」の共同行事に向けた南北実務者接触が5日、中国の瀋陽で行われました。
「6.15南北共同宣言」共同行事に向けた南北接触が行われたのは5年ぶりです。
民間による光復70周年民族共同行事準備委員会の代表団5人を含む韓国側の関係者8人はこの日、北韓側の関係者と会談し、文化、学術、スポーツなど、民間レベルでの共同行事の推進策を協議しました。
共同行事が実現すれば、2008年に金剛山で開かれて以来7年ぶりの開催となります。
韓国政府は、韓国海軍の哨戒艦「天安(チョナン)艦」が北韓の魚雷攻撃で沈没した事件を受け、北韓に対して制裁を実施しており、以来、南北共同行事の開催を認めていませんでしたが、1日、南北分断70年のことし、文化、歴史、スポーツなど様々な分野で、地方自治体や民間団体の南北交流を支援し、当局レベルの共同事業を推進していく考えを示しました。